「是」の省略

「是」を省略することができるパターン

時間、日付、曜日、年齢、出身については、むしろ「是」を入れない方が普通。

但し、「是」の前に「也」「不」等の副詞が入る場合、「是」は省略不可。

指示代名詞「这」「那」「哪」

中国語の「这」「那」「哪」と日本語の「これ」「それ」「あれ」

これ それ あれ どれ

「这」「那」「哪」の数量詞修飾

这 / 那 +数+量+名詞。

例∶「这两个人」(この2人),「那三本书」(あの3冊の本),「哪一本书」(どの本)

「这」「那」「哪」の読みの規則

中国語の3つの指示代名詞の読み方は、それぞれ(zhe4,zhei4)(na4,nei4)(na3,nei3)の2つある。それぞれ、どの場合でも前者の読み方をすることはできるが、後者の読み方をする場合は制約がある。

中国語で指示代名詞が数量詞を修飾する場合、数が「一」の場合その「一」は省略できる:「这一个人」→「这个人」。そして、後者の読みをすることができるのは、この「一」を省略した場合に限られる。それぞれ、後者の読み方をするのは、もともとの指示代名詞の読みと「yi」の宿略形式である:「zhe + yi → zhei」「na + yi → nei」「na + yi → nei」となる。

所有の「的」~の

N +的+ N 〔 我的书 (私の本)〕

※修飾される語が親族や仕事場等の場合、「的」は省略可。

※修飾されるものが言わなくても分かる場合、「的」の後ろの名詞は省略可。

数量を表す量詞

数量を表す量詞はいくつか存在する。

名量詞

数を使い名詞を修飾する場合、数の後ろに量詞をつけその後ろに名詞をつけ修飾する。

数詞+量詞+名詞 ( 一个人 〔人一人〕、一本杂志 〔雑誌一冊〕)

様々な量詞

■个 〔使用範囲が広い量詞。もしも適当な量詞が分からない場合、多くはこれでカバーできる〕

■节 〔節目、区きりのあるものに用いる。例〕「一节课」[授業一こま]〕

■条 〔細長いものについて用いる。例〕「一条河」[一筋の川]、「一条路」[一筋の道]、「一条狗」[一匹の犬]

■顶 〔てっぺんがとがっているものに用いる。例〕「一顶帽子」[帽子一つ]、「一顶蚊帐」[蚊帳一つ]〕

■把 〔握って用いるものについて用いる。例〕「一把刀」[ナイフ一つ]、「一把椅子 [椅子一つ]〕

■枝 〔棒状になっているものを数える。例〕「一枝笔」[ペン一本]、「一枝香烟」[たばこ一本]〕

■本 〔本類について用いる。 例〕「一本课本」[教科書一冊]、「一本杂志」[雑誌一冊]〕

■件 〔服 (上着) の方を数える。例〕「一件毛衣」[セーター一着]、「一件衣服」[服一着]〕

■双 〔ペアーとして作られるものに用いる。例〕「一双鞋」[靴一足]〔片方の場合「一只 (zhi1) 鞋」

と言う〕、「一双手套」[手袋一着]〔片方の場合「一只 (zhi1) 手套」と言う〕〕

■对 〔後に相対的にペアーとなったものに対して用いる。例〕「一对夫妻」[一組の夫婦]〕

■台 〔機械について用いる。例〕「一台发电机」[発電機一台]、「一台电脑」[パソコン一台]〕

■只 (zhi1) 〔動物について用いる。例〕「一只青蛙」[蛙一匹]、「一只羊」[羊一匹]〕

■种 〔種類を数える。〕

その他の量詞

■「一些」・・・あるまとまった少数を表わす。名詞を修飾し「いくらかの~」と訳す。

概数、疑問を表わす「几」と「多少」の違い

■「几」・・・1~9の間の数について用いる。「几」の後ろの量詞は省略不可:「几本书」

■「多少」・・・10 以上の数について用いる。の後ろの量詞は省略可:「多少 (本) 书」

所有を表す動詞「有」

所有を表わす動詞」について

S+有+O(Oは名詞)。 SはOを持っている。SにはOがある/いる。

S+没 (有)+O(Oは名詞)。 SはOを持っていない。SにはOがない/いない。

「有」を用いた反復疑問文

S+有没有+O

S+有+O+没 (疑問文は「S+有+O+吗?」も可)

中国語の疑問文

中国語の疑問文は数種類存在する。

是非问句(当否疑問文)

イントネーションで疑問を示す、或いは最後に「 吗」で終わる疑問文。

他是学生 (吗) ?(彼は学生ですか)

反复问句 / 正反问句(反復疑問文)

肯定と否定を並べて作る疑問文。

他是不是学生?(彼は学生ですか)

他是学生不是?(彼は学生ですか)

他是学生不?(彼は学生ですか)

选择问句(選択疑問文)

(是) ~ (呢) ,还是 ~ (呢) の形式の文で、~か、~かという二者択一の質問をする形式。

你是学生,还是老师?(君は学生ですか、先生ですか)

你 (是) 去北京,还是去南京?(君は北京に行くのか、南京に行くのか)

特指问句(指定疑問文)

話者が尋ねたい部分を疑問代名詞(下表参照)に変える疑問文。

当否疑問文と反復疑問文の違い

反復疑問文は基本的に純粋な疑問。それに対して当否疑問文は、話者が相手の回答をある程度、予測或いは期待した上で行なう質問方式。例えば、電話をして「~在吗?」と言い、「~在不在?」と尋ねないのは、電話するときに「在」という返事を期待しているからであろう。

主語と時間を表わす名詞はどちらが先に来ても可。また、「为什么」と文の主語はどちらが先に来てもよい。

中国語の代名詞

  疑問代名詞
人称代名詞 「我」(私)、「我们」(私達〔聞き手を含めても含めなくても良い〕)、「咱们」(私達〔聞き手を必ず含める〕)、「你」(あなた)、「你们」(あなた方)、「您」(「你」の丁寧な言い方)、「他」(彼)、「他们」(彼ら) 「谁」(誰)
指示代名詞 「这」(この/その)
「那」(その/あの)
「这儿/这里」(ここ/そこ)
「那儿/哪里」(そこ/あそこ)
「哪」(どの)
「哪儿/哪里」
(どこ)
「这么/这样」
(このように/そのように)
「那么/那样」
(そのように/あのように)
「怎么/怎么样」
(どのように)

中国語の語順

中国語では語順が非常に重要。中国語には日本語の「が」「を」などにあたる助詞がないことから、語順によって意味が決定される。

語順が異なれば意味が全く異なるので、中国語の語順には注意が必要である。

S+V+O。 SはOに/をVする。
我 吃 饭。 私はご飯を食べる。

S+不+V+O。 SはOに/をVしない。
我 不 看 电视。 私はテレビを見ない。

「都」「也」「还」の指示対象

■「都(dou1)」(全て~): 概括を表わす副詞。指示対象は基本的に前方に出てきたものに限られる。

例: 他们都喝可乐。 (彼らは全員コーラを飲む)

■「还(hai2)」(なおも、それから): 項目、数量等の追加を表わす副詞。指示対象は後方に出てきたものに限られる。

例: 你明天还来吗? (あなたは明日も来ますか)

■「也(ye3)」(~も): 同類を表わす副詞。指示対象は前方、後方とも可。

例:
她也唱歌。 (彼女も歌を歌う or 彼女は歌も歌う)
我唱歌,她也唱歌。 (私は歌を歌い、彼女も歌を歌う)
她跳舞,也唱歌。 (彼女はダンスをするし、歌も歌う)

「都」「不」の語順

■「都+不」: 全否定。全て~でない。

例: 他们都不吃饭。 (彼らは全員ご飯を食べない)

■「不+都」: 部分否定。全て~というわけではない。

例: 他们不都吃饭。 (彼ら全員がご飯を食べるわけではない)

中国語の外来語

中国語の外来語には、意訳音訳、意訳と音訳の組み合わせ、日本語から借用などがある。

例:
机器人 ji1 qi4 ren2 ロボット
迪斯尼 di2 si1 ni2 ディズニー
迷你裙 mi2 ni3 qun2 ミニスカート
手续 shou3 xu4 手続き

中国語の漢字の読み方

中国語の漢字は基本的に1つの漢字に1つの読み方しか存在せず、音読み、訓読みと複数の読み方が存在する日本語の漢字とは大きな違いがある。

読み方が複数存在する中国語の漢字は多音字と言い、読み方が異なれば意味も全く異なる。

例: 长 zhang3 育つ / chang2 長い

中国語の簡体字

中国語の簡体字(简体字 jian3 ti3 zi4)とは、中国で現在使われている文字のことを言う。

中国語の簡体字は日本語の漢字と微妙に異なっているものが多いので、中国語学習者は漢字の違いに注意する必要がある。

例: 処/处 単/单 決/决

中国語の数字の読み方

1~99までの数字は中国語の読み方でそのまま読めばよい。

数字の2の読み方

数字の2については、中国語では「二(er4)」と「两(liang3)」という2種類の読み方があるが、前者は順序を表わす際に用い、後者は数量を表わす際に用いる。

例: 二月(2月)、第二课(第2課)、两个人(2人)

通常の読み方と量詞が付いたときの読み方

ある位の上に系数詞(0を除く数、即ち1、2、3、4、5、6、7、8、9)が2つ以上あり、ある位に続く位以下が全て0の場合、ある位以下の読みを省略することができる。ただし、量詞が後ろに続く場合は省略できない。

数字 通常の読み方 量詞が付いたときの読み方
120 一百二(十) 一百一十个
12300 一万两千三(百) 一万二两三百个
11300 一万一千三(百) 一万一千三百个
23400 两万三千四(百) 两万三千四百个
210 二百一(十) 二百一十个
2450 两千四百五(十) 两千四百五十个
1200 一千二(百) 一千二百个
12000 一万两(千) 一万两千个
120000000 一亿两千(万) 一亿两千万个

※2の読み方1: 百、千、億の位は「二」「两」ともに用いる。
※2の読み方2: 2が重なるときは十、百、末位に「二」を用いる。
※最も大きな位と最も小さな位の間に一が入る場合も「一」を省略できない。
※「百」の場合でも日本語と違って「一」を入れる。120は中国語では「一百二(十)」読む。

系数詞の間に0が挟まれる場合

0は省略せずに「零(ling2)」と読む。

101 一百零一
1001 一千零一
10202 一万零二百零二
20020 两万零二十

中国語の「小写」と「大写」

中国語の数字には「小写」と「大写」という2つの読み方がある。一般的には「小写」を用いる。領収書などでは、改ざん防止のため「大写」を用いるのが普通。

小写: 一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、百、千
大写: 壹、贰、叁、肆、伍、陆、柒、捌、玖、拾、佰、阡

「二」と「两」---時間の場合

2時については、「两点」と言う。

「分」については、「3時1分」等、60分の間の順番を表わす場合は「二分」と言い、「二分進んでる」のように、数量を表わす場合は「快两分」のように「两」を用いる。